ゲーム ザンマイ!

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思考と発見のRPGカードゲーム『ウィッチャーテイルズ』の紹介と感想!

 

皆が待ち望んだ『ウィッチャーシリーズ』

 

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 日本でも発売され人気となったウィッチャーシリーズ3作目『ウィッチャー3 ワイルドハント 』。近年稀に見る出来の良さから各国から好ましい評価を得ました。

 そのウィッチャーシリーズ最新作である『ウィッチャー テイルズ』をある程度プレイしたので簡単な紹介とレビューをしたいと思います。

 

 

 

 ウィッチャーシリーズとは?

 

 そもそもウィッチャーというのはなにか。ウィッチャーとは一言で言うと『モンスタースレイヤー』。モンスターの駆除を生業としており、依頼があればどんなモンスターだろうと駆除をしその見返りとして報酬をもらう。

 ウィッチャーである主人公『ゲラルト』を操作し、戦争で苦しむ人々を描いたダークファンタジーである。ウィッチャー3ではグロテスクな表現が含まれており、規制がかかる家庭用ゲーム機でも頭部が切断されるという表現が残された。 

 

 このゲームの内容

 

 北方諸国に属する『ライリア』の女王『メーヴ』。気の強い性格と、美貌を兼ね備えており、民からも人気の女王である。

    彼女を操作し、デッキを強化し、グウェントと呼ばれるルールでカードバトルを征し王座を奪還するというもの。デッキはストーリーを進めたり、バトルを制したりすることで強化できる。

 デッキの組み方によって様々な戦略を生み出すことができ、幅広い戦い方ができる。

 

 

 

 

  

  グウェントとは

  ウィッチャー3 ミニゲームとして登場し、その人気からグウェント単体のオンラインゲームが登場するほどの人気カードゲーム。

 2ラウンド先取で勝利。戦闘開始時10枚*1を引き、毎ターン互いに1枚ずつカードを場面に出す。どちらかが両者がパスをするまでバトルが続き、場面に出ているカードの合計戦闘値がラウンドを先取する。ただカードを出すだけではなく、カードの能力によって敵カードにダメージを与えたり、自デッキからカードを召喚したり、様々な戦略を駆使して敵よりも高い戦闘値を維持することが目的となる。

 

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 これがゲーム画面。手前が自分、奥が敵。右側の文字は中心から順に、

『場面に出ている合計戦闘値』

『勝利したラウンドの数』

『上段盤面の合計値』

『下段盤面の合計値』

 となっている。

 

 このゲームの特徴

 

 このゲームは『カードバトルRPG』である。簡単に言うとSlay the SpireRPG要素を強くしたような感じである。カードを使い、いかに1度のターンで多くのカードを盤面に出すか考えるので、Slay the Spireを好きな人はハマるのではないだろうか。

 またストーリーも濃厚で公式では『30時間以上のストーリー』とされている。

 

 

 3つのパート

 このゲームは大きく分けて3つのパートに分かれている。

 

 

 探索パート

 道中を歩き回り、カードの生成やデッキの強化などに使用する資材を集める作業。基本的に歩き回るだけだが、様々な景色や人との会話などを聞くことが出来楽しい。

 

 

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 会話パート

 ストーリーやサブクエストの合間に挟まれる会話パート。その場で何が起きたのかを示したり、キャラクター同士の会話などを楽しむことができる。会話パートでは時折選択肢を与えられ、選択した内容によってストーリーが分岐する。

 

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 戦闘パート

 敵と遭遇したり人に話しかけたりすると始まるパート。カードを駆使して戦う。

 

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 グウェントを主軸とした戦闘システム

 

 戦闘パートでも述べたとおり、カードを駆使して戦う『グウェント』を主軸とした戦闘システムを採用している。従来のグウェントを知っている人ならば、面白そうと食いつくだろうが、今回のグウェントは一味違う。 

 

 

 

 戦闘パートの3つのルール

 今作のグウェントには3つのルールが存在する。ストーリーや場面によってルールが変わり、その場にあった戦略を考えなければならない。

 

 

 スタンダート

 従来のルール。2ラウンド先取したほうが勝利となる。過去のグウェントとさほどルールに差はない。このゲームの中では最も少ない戦闘ルール。

 

 

 

 ショート

 このゲームの中で一番多いであろうルール。ストーリーバトルやサブクエストバトルなどでもよく使われる。どちらも1ラウンドを勝利した状態で始まり、3ラウンド目から始まる。スタンダートとは違い負けたらその場でゲームオーバーなので全力を出し切って戦おう。 

 

 

 パズル

 様々な場面で使われるルール。このルールの特徴は『指定されたカードを使用する』というもの。簡単に言うと自分の持っているカードは使えないということ。

 また限られた手数の中で指定された条件をクリアしなければならないため、ただ勝てばよいというわけでないので注意すること。頭を使うルールなので一番楽しい。

 

  

 Slay the Spire好きならハマる!

 

 Slay the Spire好きなら大いにハマる可能性がある。特に『戦闘は楽しいけどストーリーも欲しかった』と考えている人はなおさら。このゲームもSlay the Spire同様様々な戦略を生み出すことができるため、一度のターンで多くのカードを駆使できる喜びや快感を覚えている人は是非一度プレイしてもらいたい。

 

 感想

 

  ウィッチャー3をプレイした身からすれば今回のゲームはとても楽しみであった。特にグウェントには本編以上にハマっていたため、大きな期待をしていた。結果は期待以上のものであり満足だった。

 ただ基本的に映し出される画面は同じなため、最初は新鮮味があっても後半からは窮屈になったりする。

 それを踏まえてもプレイすればするほど、ストーリーが気になり、グウェントの深みにハマることには違いない。

 

 

 

 

 

 

*1:グウェントのバージョンにより異なる