今日から始める映画評論『ヴェノム』
ヴェノム
公開初日に『ヴェノム』を観てきたので記事にしたいと思います!
※ネタバレがあるため閲覧される場合はご注意ください。
ヴェノムとは
マーベルコミックに登場するキャラクターの1人。スパイダーマンの敵であり『シンビオート』と呼ばれる地球外生命体である。ヴェノムという名前は『毒』に由来する。
地球上では人物に寄生しないと生きて行けず、ドナーのように適合する人物を見つけ出さなければならない。適合しない人間がヴェノムに寄生されると寄生された人間は死亡する。またシンビオートもしばらく寄生できずにいると死亡する。
寄生後は人の中に身を隠しているが必要となったときは体内から液体状のものじわじわと吹き出しやがて足、腕、体と形成していき上記のような画像のヴェノムが姿を現す。
以前映画化された『スパイダーマン3』にも登場しており、主人公であるスパイダーマンに寄生し『ブラック・スパイダーマン』として暗躍する。
ヴェノムの人気度
その野性的なフォルムからアメリカ本土では宗教的な人気を誇る。 その人気度から今回のようなヴェノム単体の映画から単独マンガ、他キャラクターとのコラボまで様々な場面で活躍している。
動員数1位!
初登場であるヴェノム。先週末の映画動員数ランキングでは『スマホを落としただけなのに』を抜いて1位に!『動員28万9000人』『興収4億3900万』 を誇った。
ちなみにアメリカでも10月に公開された作品としては1位になっており、皆が大きく期待をしていたことが伺える。
登場するシンビオートは4体
原作とは異なる点の一つ。ヴェノムを含めシンビオートは4体登場する。そのうち名前が出てくるのはヴェノムを含め2体。他にライオネットという原作では人造シンビオートだった存在が登場する。今作ではすべて地球外生命体である。
スパイダーマンの能力は使えない
ヴェノムの特徴である『スパイダーマンの能力』。原作ではスパイダーマンに寄生していたため、糸を出したりと彼と同じ能力以上の力を使える。しかし今作ではスパイダーマンが登場しないため、この能力は存在しない。
がしかし、映画エンディング後ちょっとしたおまけが・・・・・・
今回のヴェノムは『かわいい』
悪である『ヴェノム』。スパイダーマン3でも敵であり可愛げなど一つもない彼だが、今回はとてもかわいい。
エディ・ブロックを助ける。
まず、主人公であるエディ・ブロックを助ける。エディがピンチに陥ったときには『まかせろ』と言い襲いかかってくる敵をなぎ倒してくれる。
恋愛沙汰を解決
次に、エディの恋愛沙汰を解決する。仕事がきっかけで恋人との結婚が破棄され、彼女との再開後もどこか気まずい。そこにヴェノムが一言『おまえは何も誤っていないじゃないか』。エディ本人が気づけなかったことをヴェノムが教え、気まずい雰囲気は解消された。地球人を食うとか言いながら恋愛相談も乗ってくれる。ツンデレ。
キス
そしてキスする。エディの体を離れることになったヴェノム。その直後エディは敵に捉えられてしまう。ヴェノムはエディを助けようと、恋人も彼を助けようと言う思いが一致し、彼女の体に寄生。敵の手からエディを助けたあと、ヴェノムになった状態でキスをし、その状態でエディの体へと戻った。
チョコとナッツ
そしてチョコとナッツが好き。おいしい。
言いつけを守る
またエディの言いつけも守る。襲うのは悪人だけというエディの言いつけを守り、悪人の前だけでヴェノムは姿を表し、頭を食べるのだ。がぶり。
感想
大きな期待を背負いながら鑑賞を行いましたが、その期待を上回る面白さでした。今回のヴェノムは『絶対的な悪』というわけではないところも良かったです。
また何よりも主人公『エディ・ブロック』の体内から黒い液体が吹き出しそれが徐々にヴェノムへと変わるシーンは脳裏に焼き付くほどかっこよく圧巻でした。以前からヴェノムのフォルムが好きでしたが、今回の映画を鑑賞して更に好きになりました。今回は字幕で観たので、時間があれば吹き替えの方も観に行こうかと思います。